手元資金がないのは、かなりの重症
調剤薬局は、支払いサイトが長く、キャッシュには余裕がある業種……のはずです。にもかかわらず、
- 「給料が払えない」
- 「問屋支払いができない」
- 「家賃を滞納している」
- 「税金も滞納している」
こんなことが起きているとしたら、一大事。
一歩間違えば、明日にでも倒産しかねない状況というわけです。過去の事例からも、他の事業に手を出したり、どんぶり勘定の経営者に多いようです。
専門外の分野で業界を熟知していなかったり、数字を読まず勘だけで経営した結果、自社が儲かっているのか、いないのかわからず、手元のキャッシュが無くなって初めて大騒ぎする。よくある話です。調剤薬局であれば、最低でも売上の1ヶ月分以上のキャッシュを常に持っておくことが、精神的余裕につながります。
すでに資金が底をついている――
支払いは、一回でも滞ればアウトです。
そうなる前に、社長様は、ご自身と法人をどうしていきたいのか、早急によく検討する必要があります。
すでに資金が底をついている。
この段階まで来ていると、店舗売却で資金を作っている時間は無いかもしれません。
かといって、金融機関がつなぎ融資を行うのも、困難でしょう。
そうならないためにも、危ないと思ったら、早めにその道のプロに遠慮なく相談することが大切です。
当社でも、最善の方法を検討していきますが、手遅れで全てを守ることができない場合もあります。その場合、何を取り、何を捨てるのか、優先順位を考え、オーナー様の意向をじっくりお聞きします。間違っても、高利金融にだけは手をつけないで下さい。もっと、前向きな解決方法を、当社と一緒に検討していきましょう。